FP家計ナビ。 代表吉原健壱

こんにちは、今日も楽天NBAを左側モニターに映しながら、コラムをせっせこ書いているファイナンシャルプランナーの吉原です。

本日のテーマは、「将来のお葬式代を無料にする方法」についてお届けします。

自由に使えるお金を増やしたい方にとって必見の内容になっていますので、どうぞ、ご覧ください。

お葬式代等を保険で用意したいと相談された事例

とあるお客様から、

「将来のためにお葬式代を300万円を保険で用意したいんだけど・・・」

という相談を受けました。

年齢は40代の男性で、試算してみたところ、300万円の終身保険に対して総支払額が約290万円となりました。これでは通帳の定期預金と大して変わりません。

正直な話、銀行預金の方が自由に動かせる分、メリットがある気がします。

「こんな提案じゃ喜ばれない。何か別のいい方法はないだろうか?」

と思い、少し考えました。

そこで思いついたのが、海外の資産運用と併用する方法でした。

具体的な手法としては15年間は定期保険300万円に加入します。

定期保険の支払保険料は約27万円です。

これにプラスしてとある海外の大人気金融商品を組み合わせました。

15年後に元本確保で140%という積立商品です。今の日本では考えられない商品で、日本では全然知られていないのですが、海外では有名で金融商品を評価する式典があるのですが、そちらでも高い評価を受け、賞をもらったほどの商品です。井の中の蛙と言ったら怒られるかもしれませんが、こと投資や積立においては鎖国していると言わざるを得ないほど、海外の金融商品については情報すら入ってきません。

まぁ、予断は一回置いておいて、200ドル/月の15年なので、1ドル110円で計算すると、毎月22,000円の積み立てになります。

積立金額の合計は約400万円で、満期時に約550万円です。

定期保険が満期の時に、この海外金融商品も満期になります。為替相場が大きく変わらなければ、最低でも150万円増で受け取ることができます。その受け取った利益分のお金で一時払いの終身保険を買えば、お葬式代がタダで手に入るという計算です。

まとめ

今の時代、保険で積立というのはもう終わったと個人的には思っています。保険会社ではドル建ての商品を売りたいらしく、せっせことキャンペーンや金利の良さをアピールしていますが、はっきり言って15年で5%増えればいい方です。それでも日本円での保険の積立よりは利率が高いだけましでしょみたいな売り方をしています。

でも、よく考えてみてください。仮に20年後に10%増えるドル建ての保険で積み立てたとします。20年後に円が10円上がるだけで10%分がゼロになってしまいます。それだけではありません。今の世の中、毎年少しづつ物価が上昇し続けています。現在は約1%づつ上昇していますが、これが20年たつと今100円の物が122円になり20%アップとなります。もしくはポテトチップスみたいに20%分の量が減ったのに同じ価格で売り出されます。あれ、よくよく計算してみたら、20年で10%ぐらいのプラスだと物価上昇に負けて大赤字ですね。

とまぁそんなわけで、投資に詳しい賢い方や保険会社に忖度しないFPは保険で積立を勧めることはほぼありません。保険に入ることを目的にするのではなく、最終的な目標を達成するために、どのツールを使うのがベストかを考えて商品選択をするのはいかがでしょうか

目標を達成することにフォーカスをあてることで、ツールに縛られることがなくなり、より素敵な未来を得ることも可能です。

お困りごと、解決してほしいことがあれば、初回無料でご相談を受け付けますので、ぜひ、ご連絡くださいね。

最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。