FP家計ナビ。 代表吉原健壱

遠軽市のMさま、学資保険のご相談ありがとうございました。

まずは、お子様の体験留学を楽しんでください、それと飲み過ぎにはご注意を(^◇^)

 

さて、「お金が手元になくても子供の大学費用を払う方法」についてお話をします。

みなさん、奨学金というのはご存知でしょうか?

自分が学生の時に利用した事がある人は、ご存じでしょうし、利用してない人でも名前だけは聞いたことがある人も多いと思います。

奨学金といってもいろいろありますが、有名で誰でも利用できるのが日本学生支援機構の奨学金です。

日本学生支援機構 ホームページ http://www.jasso.go.jp/index.html

詳しくは上記のページにて掲載されていますが、簡単に言いますと、

第1種奨学金    30,000円から64,000円

第2種奨学金              上限12万円

となっています。

この奨学金というのはもらえるのではなく、学校を卒業したら返さなくてはなりません。

第1種は無利息ですが、第2種は利息も払う必要があります。

だったら、第1種の方で借りた方が、利息を払う必要がなくていいよねと考えてしまいがちですが、これには条件があります。

それは高校の2年、3年の平均の成績が3.5以上であることです。

なので、第1種奨学金を利用して、子供の大学費用を払おうというのであれば、高校を選ぶ段階から準備が必要だと思います。

無理してレベルの高い高校に入り、成績が3.5以下になるよりは、自分のレベルに合う高校に行き、3.5以上の成績を残す。これが大事です。

無理をして、レベルの高い高校に行ったとしたら、授業についていくのに子供が苦労しそうですよね。最悪、辞めたいなんてことになったら、元も子もありません。

「奨学金のためにも、3.5以上の成績をとりなさい!!」なんて親に言われたら、それこそプレッシャーですよね。

「進学のお金のことを子供に話すのはちょっと・・・」と思われる方もいるかもしれません。

お気持ちはわかります。お金がないって親から言うのはちょっと抵抗ありますよね。

でも、考えてみてください。

「お金は出してあげるから、好きな大学に行きなさい。」と言われるより、

「学費はあなた(子供)が払うんだから、真剣に将来のこと考えなさい。」と言われたら、

自分のお金を使うので、もっと真剣に考えるのではないでしょうか?

私は、手元に進学費用があろうと、子供には奨学金の話をして進学をさせるつもりです。

奨学金の制度を利用するには、事前に手続きが必要になりますので、利用したいと思っている方は、今通っている学校に相談してみてください。

子供の進学に対する真剣度を上げるために、また、マネー教育として奨学金のお話をするのはオススメします。