FP家計ナビ。 代表吉原健壱

とある住宅会社様の展示場にて、札幌から来たという保険会社のFPに会いました。

「家づくり成功ナビ。」の仕事で、お客様を住宅会社さまに案内した時のことです。

そこでその札幌FPが私に、

札幌FP「○○銀行の××という住宅ローンはいいですよね?」

私「んーー、普通。いいか悪いかはお客様次第じゃないですか?」

札幌FP「いやいや、○○銀行の住宅ローンは△△で、すごくいいじゃないですか?」

私「それもお客様次第で変わるから、単純な損得ではないですよ。」

私「まして、相談者様にとって本当に得かどうかは何年か経ってみないとわからないですから。」

札幌FP「それでも、FPから見て損か得は重要ですよ。」

私「損か得かを決めるのは、相談者様の考え方次第だから、こちらが決めることではないですよ。」

私「大事なのは、その人の気持ちだったり、経済状況です。」

札幌FP「損か得かで心も変わるじゃないですか!?」

私「その損得も相談者様の価値観で変わるから、聞いてみないと答えはないですよ。」

札幌FP「いや、そんなことはないです。損か得かは重要ですよ。」

私「やり方や考え方は人それぞれですし、答えはないからこの議論は不毛ですよ。」

と、私の方で話を区切らせていただきました。

なぜかお客様を住宅会社さまにご案内した時にこんなやりとりに。

熱くなっちゃうところが若さですかね。

要反省です。

とまぁ、そんな反省話はさておき、

私が言いたいのは、絶対に誰でも得な住宅ローンは存在しないということです。

例えばの話です。

相談者様が、

相談者様「お金はたくさんあるんですけど、手元のお金を使いたくないので住宅ローンを組みたいです。」

こんな相談があったとしましょう。

この場合でしたら、変動金利、もしくは3年の固定金利の住宅ローンがいいと思います。

今だけで見て、一番安いのは3年固定金利や変動金利です。

この相談者の場合でしたら、将来金利が上がったとしても住宅ローンを払ってしまえばいいわけです。

逆に、

相談者様「金利が上がり、将来払うローンが増えるのが不安です。どうすればいいでしょうか?」

この場合でしたら、支払額が変わらない固定金利が正解です。

でないと、世の中のニュースや金利を見て、常に不安に襲われることになります。

それって幸せなんですかね?

保険や住宅ローン、それ以外でも同じなのですが、その人の価値観や考え方によって、

必要なものは全く違うと上の例を見て思いませんか?

だからこそ、特定の商品にとらわれず、

目の前のお客様の要望に真剣に耳を傾けることが大事だと思います。

ちょっと偉そうでしたね。

 

FPの相談を受ける際の原則みたいなのがありまして、

その中に、

「相談者様の悩み、要望をしっかり聞くこと。」

「その上で、中立の立場でアドバイスをすること」

とありますが、実践できていないFPがいるのも事実です。

もし、ファイナンシャルプランナーに相談することがあるならば、

本当にあなたの立場に立って相談に乗れる人なのかどうか、

その点をしっかり吟味してみてくださいね。