FP家計ナビ。 代表吉原健壱

新聞やテレビなどでよく聞く相続対策って何でしょう?

税金を安くすることでしょうか?

莫大な財産を上手く分配することでしょうか?

どれも正しいです。

例えば相続が来年以降に起こる場合、相続税の基礎控除が3,000万円に法定相続人一人あたり600万円を相続財産の金額から引いて、残った金額に対して税金がかかります。つまり、財産が7000万円あり、残された家族が3人の場合、6000万円ー3000万円ー(600万円×3人)の1200万円に対して、10%の税金、120万円がかかるということになります。確かにこれは大きな負担です。

でも、本当に心配なのは夫婦2人のみの家族の場合です。夫が500万円の価値の家しか持っていないとします。これに対してかかる税金は0円です。税金対策をする必要はありません。でもこの家をどのようにわけるかという問題が発生します。

なぜなら、その家をどのようにわけるかという話し合いは、夫の親、もしくは夫の兄弟と話をしなくてはなりません。仲がいいならともかく、普段会ってない場合は大きな負担であり、揉めるケースもよくあります。

どうすれば良いかというと、遺言書を書くという方法があります。ですがこれにも問題があります。年をとって、ボケてしまった場合、自分の意思で物事を決める能力がないので、遺言書を作ることはできません。なので若くて元気なうちに作る必要があります。気になる方は遺言書を書く方法もいろいろあるので、元気なうちに、ぜひ専門家に相談してみてください。