FP家計ナビ。 代表吉原健壱

 

個人情報保護って重要ですよね。

でも、この個人情報保護について納得のいかないことがありました。

その出来事は次のとおりです。

 

ある日、

保険見直しの相談に来られた方がいました。

保険の見直しをした結果、「新しい保険に切り替えたい。」とそのご相談者が言いました。

保険の申し込みの際に、告知書という書類に過去の病歴などを書く必要があります。

そのご相談者は過去に重くはないのですが、病歴があり、現在は問題ないということなので、告知書にそのことを記入してもらいました。

保険会社から連絡ありました。「その方、保険に入ることができません。」

私「なんで?今は問題ないのだけれど・・・」

保険会社「私たちは保険会社の○○支店で、本店から保険に入れないと聞いているだけで、細かいことは個人情報だから知りませんし、お答えできません。」

私「じゃぁ、保険会社さんの本店の方から入れない理由を、ご相談者さまにお伝えしてもらえますか?」

保険会社「それもできません、個人情報だからです。」

私「何で?本人からの問い合わせなら簡易書留で送れば、他人に個人情報が漏れることもないんじゃないですか?」

保険会社「それもできません、個人情報だからです。」

私「・・・・・」

何を聞いても教えないとのことなので、こちらからお医者様に現状は問題ないという診断書を頂き、提出したところ、保険に入るのは問題ないということで何とか解決しました。

そして、名前は出しませんが、保険会社以外でも似たような事例は何度かありました。

 

さて、最初に個人情報保護は何のためにするのでしょうか?

私は情報を預けた個人の方の利益を守るため、もしくは不要な損失を与えないためだと思ってます。

つまり重要なのは個人情報を預けた方が、損をしないため、嫌なことが起こらないようにするためにあります。

繰り返し言いますが、個人情報を漏えいしないようにすることは義務です。当たり前です。

でもそれと同じくらいに重要なのが、説明責任(アカウンタビリティー)と適切な情報開示です。

こういった説明責任・情報開示を、本人の気持ちや都合を考えないで、個人情報を保護するだけの会社というは次のような会社の可能性があると、私は思います。それは、

「自分の都合ばかりを考える会社。いざとなったら会社のみを守る会社」

本人が情報を必要な時に引き出せなくても、会社には関係ありません。ノーリスクです。その方が無難です。

ですが、会社というのは社会に貢献する義務・そのサービスを求めるお客さまの利益になる義務があると思います。

でなければ、詐欺です。

実際にお仕事をしていて、自社の都合とお客様の都合、板挟みになることもあるかと思いますが、良心・優しさに従えば、自ずと答えは出ると思います。

面倒臭がらず、子供に向かって自慢できるような、人に喜ばれる仕事をしましょうね(^◇^)